恩師・・・東大ロケット

我が恩師であり、弊社で10年前にご自宅を建設された永井先生からお電話を頂きました
・・・ご主人が先月お亡くなりになられたとの事、ついては仏間を改修して欲しいとの事でありました。このところ先生はお体を悪くして病院通いしているとは聞いていたのですが、ご主人が先に行かれてしまいました。
生前のご主人、永井博士のご活躍の記事と業績が奉られてあったので撮らせて戴きました

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子供の頃、日本のペンシルロケットの実験を聞いた事がありました

ラムダとかカッパーなんて名前のロケットが日本の誇りだったような・・・。


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日本初の人工衛星おおすみの模型であります
東大の糸川博士と一緒にこのプロジェクトに参加していたのでありました


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新聞の切抜きの記事に、この日本初の人工衛星「おおすみ」が30年の使命を終えて平成15年8月2日に大気圏に燃え尽きて消滅した・・・1970年2月11日に打ち上がった衛星はアメリカ、ソ連、フランスに次ぐ世界で4番目の衛星打上げ国であった・・・・。


当時朝日新聞の川柳に「雨にも負けて、風にも負けて、そんな日本のロケットになりたくない・・」
こんな記事が書かれたそうです。それを読んで東大ロケット研の人達はみんな朝日の購読を止めた・・・こんな事を奥様の永井先生が仰られておりました。

ちなみに永井先生は音楽の教師でありました。「いつも素晴らしいソプラノで歌を唄っておりましたね・・(おっと)・・今もお声は良いんですけど」・・・先生は耳も随分良いようでした。
最初、仏間の相談を受けた時は随分元気が無く、声も弱く、意気消沈して大丈夫かな・・と心配でありましたが、工事が進むにつれ段々と明るく元気になられ、納められた仏壇を、大変喜んで頂きました。

先生曰く来年は塗装替えするから・・・との事、お元気で来年また呼んで下さい、お会いするのを楽しみにしてます。
・・ご主人の永井博士のご冥福を心より御祈り申し上げます・・合掌・・。
by sakumans1 | 2005-09-27 11:22 | 日本の心