日本の心・・・・・刀匠・松田次泰 その1

この度、松田次泰先生の鍛刀場の工事を任されました。

建設にあたり日本刀の歴史とその製造法並びに、その鑑賞の作法を学ぶべしと、まずは先生に付いてこの一年間、先生の主催する勉強会に参加させて戴きました。


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自宅での作刀展会場にて












松田先生は近年、いままで全ての刀匠が目指すところの鎌倉時代の古刀を見事に再現した、類いまれなる天性の才能と技術を持った刀匠であります。

それは、日本人が忘れ去ってしまった文化・・・江戸時代には既に古刀の再現は不可能となってしまっていたようです。・・・・・・この永遠とも言える課題を見事にやり遂げた刀鍛冶の第一人者であります。



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床の間に陳列された名刀の数々、全て手にして鑑賞を許された



古来より武器でありながら美しいもののみが時代を越えて愛され重宝とされて来た。






美しくなければ価値の無いものであり、即ち日本刀ではないのである。
・・・・・それこそが日本の文化である。・・・








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鑑定会にて・・鑑定人は何とあのプロレスで有名な前田日明氏であります。
刀の姿、地鉄(ジガネ)、刃紋・・・時代と作者と刀名を言い当てるのであります。



因みに地鉄については木材を見るように「板目」「杢目」「柾目」と鑑定します。





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前田氏・・・この鑑定会では幾度も刀名を言い当てるほどの達人であります。
事を成す者は、やはりどの道にも通ずるを知るところであります。









事上磨錬
・・・・繰り返し鍛錬(・・素晴らしい言葉と響きです・・)による究極の形が日本刀であり、人の目指すところである。
by sakumans1 | 2005-01-28 11:59 | 日本刀