漁火会・・・・中国の事情

久々に中村会長の講話を聞く機会がありました
現在は中国にて、水処理の事業をライフワークとして頑張っているとの事でした

北京オリンピック以降の中国は、果たしてバブルが崩壊するのであろうか?
誰しもが思う疑問であります
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中国の年間降水量は、全土平均600mb程度であり、日本は1600mbとすると日本の三分の一でしかない。これが北京では200mb程度が平均降水量であり、地理的には準乾燥地帯に都市が位置しているのである。
この為、北京では60万箇所に及んで井戸を掘った所・・・1000Mくらい掘らないと水は出ない・・河北省では1055箇所の湖が消滅してしまったとの事である。この為、現在では井戸は禁止されている・・・。多くの都市で水は配給されているのが現状である・・・。
また、都市の大気汚染は日本とは桁違いの激しさであり・・エネルギーとして石炭を使用している。・・・天気でもスモッグで太陽が見えないのである。


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太湖に出現したアオコ・・・今この湖の浄化を新しい浄化システムによって処理する事業に取り組んでいる。この事業は日本が世界をリードする環境事業のモデルとなって行くと確信している。

中国の第11次5ヵ年計画での目標は1、農業 2、環境 3、省エネである。今この技術を持っているのは日本が最先端を走っている。その為に、わざわざ日本に国家主席が来てまで友好のデモストレーションを取るのである。そして、過去のODAへの感謝まで述べるのは、今やどうにかしなくてはならない環境問題が急務となっている証である・・・・。

日本のマスメディアが言わない中国の現状の一端を知る講話でありました。水処理についてはまだ極秘なプロジェクトなので詳しい事は発表出来ないらしいのですが、ある日突然メディアの発表と共に、その実績にスポットが当たるのかも知れません・・・・。

多くのことを遣ってきた中村会長のライフワークとして環境事業が、中国に留まらずアジアそして全世界に拡がる可能性を秘めて、静に進行している報告でありました。

追記・・・中国のバブル崩壊は?・・・ありうる!しかし国は崩壊しない・・・
     キーワードは水である何故なら、水がないと近代産業は成立しない!!!
    
  その時、日本はどうなるのでありましょうか
    ・・・・環境問題は教育問題であり、モラルの問題である・・・
by sakumans1 | 2007-07-17 19:02 | 日本の心