カテゴリ:日本刀
  • 玉鋼・・・・・神道の精神
    [ 2008-11-19 17:58 ]
  • 匠・・・・・三十年の歩み
    [ 2008-08-06 17:32 ]
  • 住まい教室・・・・第7回
    [ 2007-06-14 18:24 ]
  • 松田次泰講話・・・・漁火会にて
    [ 2007-05-17 18:45 ]
  • 落語会
    [ 2006-12-07 19:16 ]
  • 高松宮記念賞・・・・橋本龍太郎氏を偲ぶ
    [ 2006-07-04 19:59 ]
  • 高松宮記念賞・・・・特賞受賞
    [ 2006-05-23 18:42 ]
  • 火入式・・・・・その3
    [ 2006-05-13 17:26 ]
  • 火入式・・・・その2
    [ 2006-05-10 11:56 ]
  • 次泰鍛刀場・・・・火入式
    [ 2006-05-09 11:40 ]
玉鋼・・・・・神道の精神
松田刀匠の取材がありました
生憎の雨模様の天気ではありましたが、十二分に「名刀の生まれる風景」を検証出来たようであります

自然に囲まれた鍛刀場
先日もここに外国からのメディアの取材が来たそうです



これが何トンもの砂鉄から鋳造された純度100%とも云える玉鋼であります・・・・極端に言えばこれしか出来ないのであります



熱心に玉鋼の工程を聞き入る記者



母屋において松田刀匠に刀の鑑定の作法を習い、鑑賞いたしました



真紅の灯台躑躅 (ドウダンツツジ)が雨に濡れて綺麗でした

心落ち着き、精神を統一して仕事に入る
「近頃は作品にバラつきが全くと言って良い程なくなりました・・・・。」
まさに傑作を生み出だす環境がここには満ち溢れているのである

機能性・美術性  そして精神性・・・・・日本人の心にある神道の美意識、それこそ美しいものにより一層の価値を見出す!そこにある時代を超越した美への価値の一端を、この名刀の生まれる風景に見出すのであります・・・・・・。
by sakumans1 | 2008-11-19 17:58 | 日本刀
匠・・・・・三十年の歩み
松田次泰刀匠の作刀活動30年を記念して「匠」が発刊されました


匠というタイトルが心惹かれます
いつの時代も自国の文化や芸術を正当に評価しない、この日本という国に生まれた匠達

建築に於いても、実際には木造を教える学科などは殆ど無いのが実情で、一級建築士が木造を工事する・・・・全ては独学か、設計事務所で習うのであります・・・。



太刀の拵え・・・・・この装飾に日本の文化が詰まっているのであります



芸術の生まれる風景・・・・・自然に囲まれ,四季折々の季節の中でゆっくりと時が刻まれて行く

この度、2尺以上を脇差と呼び、それ以下を短刀という事を知りました・・・・
お守り刀を持たせて嫁がせる・・・・そんな時代がつい前の世代まであったのであります

松田刀匠に尚一層の活躍を期待するところであります!!
この松田刀匠の御本をご希望の方はお問い合わせ下さい・・・実費にておわけ致します。
by sakumans1 | 2008-08-06 17:32 | 日本刀
住まい教室・・・・第7回
今回の住まい教室は弊社で建設したOBのお客様を交えての交流会となりました
講師には日本刀の刀匠である松田次泰氏をお招きし、鍛練場の建設を含めてどの様に日本刀が作られるのかのお話を企画致しました

当日会場には、十年以上も前に建設した懐かしのお客様が2組も見えられておりました
あらためて日本の歴史それこそが日本刀の発展の歴史である・・・武器でありながら、もっとも美しいものにその価値を求める・・・・万物生々、物は生きている。



実物の日本刀を前に、その変遷と歴史を語る・・・・・・教科書の歴史から全く抹殺された日本の文化・・・その領域まで深めて学ばないと、その価値を知る事はできない。決して簡単に判り易い言葉ではあるけれど、迎合する事無く真理は難解である・・・。



美術館に納める前の今年の力作を持って来られました・・・・美の真髄とはその光・輝きにある。全ての工程を足元を見つめ直し、省く事無く有るがままに手間をかけかつ合理的に、古代の偉人達の思いを馳せながら、繰り返し鍛錬の結果として古代が甦る


本物とはいったい何であろうか・・・・・自身の目で見て、ふれてその価値をしる。
見極める鑑定眼、やはり一流のものに接し極める事が本物を知る事なのであろう。

松田さんは北海道の出身である、絵を志したが二十歳を超えてから上京して東京の美術館で世界の潮流に触れても、それは最早手遅れと感じたそうだ。
そんな経緯を経て、ある時に日本刀の美しさの虜になり宮入一門に弟子入りする・・・・
刀匠の誰もが目標として取り組む、今は絶えてしまった鎌倉時代の古刀の再現に半生を費やし、今やっとその領域に辿り着く・・・・。
しかしながら、皮肉にも新たなる苦難はそこからまた始る・・・
居を千葉市内に移し、木組みの鍛練場を建て心気一転・・・全ての環境が整い、風情が宿る所に傑作は生まれる物である・・・・。

佇まい・・・・この風格にして品格を為す。故郷の樹に囲まれて、名刀は生まれる。
       次回は、この鍛錬場で松田次泰刀匠の話を企画したいと思います・・・感謝


by sakumans1 | 2007-06-14 18:24 | 日本刀
松田次泰講話・・・・漁火会にて
まず講話に先立ち・・・・・
  鍛刀場から見る庭の八重桜が額縁の絵の様な風情であり、心休まる安息な時間をもって
  無私の精神を込めた刀の製作に打ち込んでいます・・・。


  刀鍛冶は神事に繋がる・・因みに神棚の榊は、青々としていれば何でも良い
  刀とは三種の神器の一つ・・・刀とは生命力を感じさせるもの、生きる力を貰うのである

あらためて、日本刀とは・・・・平安中期、反りが付いた時から日本刀と呼んでいる。それ以前は直刀と呼ばれるものである。
歴史  平安中期から鎌倉時代のものを古刀、江戸時代は新刀、幕末は新々刀、明治以降は現代刀、軍刀、昭和刀と分類されている。
国宝とされる刀は120点で全体の10%くらいであり、その内の90%は鎌倉時代の古刀が占める。しかるに刀を学ぶ者は鎌倉時代の古典を学ぶのである。

松田さんは実際の所は刃物に弱いとの事、刃物を見ると寒気がするのだそうだ。しかし、武器として感じた事はないとの事。
江戸時代になると、最早鎌倉時代の古刀の再現は不可能になってしまっていた・・・。
今や鉄のトップクラスである日本の企業の最先端の技術を持ってしても、鎌倉古刀の再現は出来ていない。

*刀は光の反射を見て、美しさを見るのである・・・・古刀の真髄はここにあったことを見極める事が基である・・・・・美の原点を、当たり前の事をあたり前に追求して、見出したともいえる・・。

ここで、山田浅ェ門の話・・・・江戸時代、罪人の首を切る事を生業としていた首切り浅。彼はその死体を貰って稼ぎとしていた。各大名から依頼を受けて、刀による胴切りの試し切りをするのである。また刀鍛冶からもその切れ味を頼まれたのである。その財力は、幕末には幕府に融資するほどだったとの事・・・・・。

       つづく・・・・ひとまづは、ここまで・・・・・。
by sakumans1 | 2007-05-17 18:45 | 日本刀
落語会
松田さんのお宅でご存知「柳家さん喬」さんの落語会が開かれました
題して・・・鍛冶屋落語会であります・・・・。

どうしても一度この風情で落語会をやりたい・・・こんな申し出があり、やっとの事でお招きして実現致しました



まずは前座と言っても、真打ちである弟子の・・・何とか・・・後で調べます
体いっぱいに使う大胆なお話でありました



さん喬師匠・・・・古典であります所の「やぶそば・・・。」
今何時だい・・・・八つ、・・九つと続くあの古典は実に風流でありました



高座・・・師匠の指示でこの高座を作りました・・・・大き過ぎず、小さ過ぎず、丁度良い。丁度鴨居に掛からず、遠くからも見える・・・お坊さんが高い所から説教をする所から高座と言われるようになったとか・・・。


さん喬師匠に「随分立派な高座で、白木作り、まるで棺桶なら3人は入るほど立派・・。費用も無い落語会でこんな立派な物用意してもらって、それもタダで・・・・。」なんて最初に釘を打たれてしまいました。

流石、苦労人よく見てるなあと感心するのであります。正に先手でした・・・。
柳家小さん師匠の一番弟子。マスコミ嫌いで古典を一筋に通す噺家です。
何と小さん師匠と同じく剣道の達人との事であります・・・素晴らしい落語会をありがとうございました。        感謝です。
by sakumans1 | 2006-12-07 19:16 | 日本刀
高松宮記念賞・・・・橋本龍太郎氏を偲ぶ
松田刀匠の高松宮記念賞受賞のお祝いを内輪の有志一同で行ないました
先日の文化庁長官賞に続いての受賞・・・・素晴らしい年となりました


この高松宮賞は日本美術刀剣保存協会会長として橋本龍太郎氏より贈られております




そして日付は平成18年6月6日とありまして、故橋本龍太郎氏が書き記した最後の書名ではないかと思われます

橋本元総理は少年の頃より剣道に励み、日本刀の造詣も可也の深い認識があったとの事であります。



井上新甫先生による祝辞・・・いつも書面にして差し上げる心使いには敬服致します

・・・松田さん、高松宮賞受賞、おめでとうございます。この一年を顧みますと、昨年は文化庁長官賞、スウェーデンからの招聘、千葉県伝統的工芸品保持者としての認定、また先には鍛刀場の火入式、さらに今回は高松宮賞と大きな収穫つづきであり、まことにうれしいかぎりであります・・・・。



今度一等をとったら世界で一番の輝きのダイヤモンドを贈りましょう・・・こう重富豪さんが言われたそうであります・・・・・あっと言う間に現実となり、重富さんの心の篭った全反射のブリリアンカットのレッドダイヤモンドが送られることとなりました



あとのこるのは正宗賞・・・・これに精魂込めてチャレンジしたいとその決意を語る松田刀匠・・・

この夜の奥様は誠にソフィスティケイトされ素晴らしく輝いておりました


松田刀匠から一番の弟子であり一番の信頼する理解者は家内であります、夫唱婦随で今日の作品が誕生しました・・・・・

作品、人格共に輝きを増し歴史に名を残す人なのでありましょう
                           ・・・・素晴らしい未来に万歳であります
by sakumans1 | 2006-07-04 19:59 | 日本刀
高松宮記念賞・・・・特賞受賞
この度、今年の新作刀展覧会におきまして松田刀匠が見事受賞の栄冠に輝きました・・・・・との連絡があり、早速ご紹介致します

特賞の第一席 高松宮記念賞の受賞とのことであります


火入式の折の鑑賞会



これは正に前祝でありました




お祝いを述べる現代陽明学の第一人者である井上新甫先生


なお展示日程は次の通りであります

6月6日~6月18日  渋谷区代々木4-25-10刀剣博物館

6月24日~7月13日  大阪城天守閣

9月7日~9月13日   渋谷東急本店

9月27日~10月4日  ながの東急百貨店
by sakumans1 | 2006-05-23 18:42 | 日本刀
火入式・・・・・その3
いよいよ舞台は火入の儀となりました
祭壇がかたずけられて、一同が鍛練場の釜場に押し掛けます

それこそ目の前で大鎚が振り下ろされます



鍛錬された玉鋼を尚も打ち続けると、ついには火花が飛び、熱を以って火種が出来、鞴に吹かれて見事に火が点されるのであります



火が点された瞬間に一同がどよめくのでありました
見事な火入れだと一同が感激する瞬間



これを何度かに分けて交代で見学をいたしました


戦いに用いる武器としての日本刀・・・・これを鍛錬とはいい、そんなに何日も掛けて製造していては武器にはならないだろう・・・そんな事から古代の鎌倉時代の製造法を推察して製法を探求した・・・。
単に職人が偶然に傑作を作るという事はありえない・・・天才なら別だが・・・細かな化学的分析と解析、そして丹念な一つ一つの検証による消去の結果、古代の製法が解き明かされて、現代に再現されるのであります。

これから松田刀匠によって作り出される・・・現代の小乱れと言うべき・・・数々の傑作が、この鍛練場から生み出される出発の記念すべき日であると確信いたしました
一年後に振り返って見るのが楽しみであります

お守り刀というのか、家内安全・商売発展の家宝刀が欲しいと云う方は振るって、私までご問い合わせ下さい・・・ご相談に応じます・・・。
by sakumans1 | 2006-05-13 17:26 | 日本刀
火入式・・・・その2
準備は段取り8分で決まる・・・・シュミレーションを行なった数だけその満足度は高い
いざその時を待ちいよいよの時を待つ、浅田次郎的に言えばツキを読んで流すか乗るか・・・


当日は晴天、とてつもなく運に恵まれた日・・・・まづは天に感謝



建具の取り外された日本家屋はオープンなステージを演出します

何やら一世紀前の風景がそこに出現し、日本人の郷愁を呼び覚まします




朝のミーティング、すべてはボランティアの方々の好意で始まります



ここのお庭は本当に絵になるのであります
まさに武士道を語るには最高の舞台であります


今や松田刀匠は千葉県の指定を受け、今後の活躍を益々期待されるところであります。
建物の家相、そして風水、全ては調和しまさに以前からそこに佇んでいたような風景を作り上げて行くのが不思議であります。それこそ必然というべきもので、在るべき物が在るという程の完成度になって来ている様な気が致します。
当日は一番弟子の前田日明氏がヒーローズの試合の為欠席となりましたが、このブログを見てさぞや残念がるのではと思います・・・・皆も残念至極であります

ここで松田刀匠曰く・・・・師匠は弟子を選べぬが、弟子は師匠を選べる

by sakumans1 | 2006-05-10 11:56 | 日本刀
次泰鍛刀場・・・・火入式
5月3日いよいよ松田刀匠の鍛刀場の火入れ式が行なわれました

前日はかなりの雨が降り、おまけに落雷があるほどの荒れ模様
                    ・・・・しかし、一転して本日は見事な日本晴れとなりました


受付も整然とし、お昼からの開式に望みます



いよいよ開式となります
200名ほどのお客様をお迎えし、いよいよの杮落しであります
神主は千葉県護国神社の宮司が務めました



整然とした空気が凛として流れる、いま正にその時を迎えました
一同起立、司会の声が響き渡り厳かに時は流れ始めます



火入れの祝詞奏上



松田刀匠による玉串奉天



いよいよ火入れの儀となり、多田羅鉄に焼きを入れ鎚を振り下ろします


何はともあれこの日本晴れに感謝します
当日は行楽日和もあり、遠くのお客様にとっては交通渋滞も重なり大変なご負担をお掛け致しました。主催者の手伝いではありますが、一言お詫び申し上げます、有り難う御座いました。

多くの方から、こんな立派な鍛刀場見た事ないとのお褒めの言葉を戴き、施工者冥利に尽きるところでありました。
いつの日か、この為に生まれて来たなんて言われない様にもっともっと喜ばれる仕事を積み重ねようと決意を新たにする所であります。

我々は商品を作っているのではない、注文建築を作っているのだ!・・・松田刀匠の日本刀を作る意気込みにふれ、あらためて物作りの拘りを確りと認識し、自覚するのでありました。
by sakumans1 | 2006-05-09 11:40 | 日本刀